秋沢 美佳 株式会社山田屋本店/日本に二人しかいない上級米飯食味評価士
どれも日本米に近い印象を感じました。特にオーパスは、粘りがあっていいですね。日本人はお米を白飯で食べることが多いですが、それでも十分、満足感はあります。
オーパスは、丼ぶりに合いますね。肉汁と馴染みがいい。ステーキ丼とか、おいしいと思います。コシヒカリは、お寿司にしたら、一層おいしさが増しそうな気がします。サザンクロス(南十字星)は、粘りが少ないため、バターライスを試してみました。ご飯にスパイスを加えてエスニックに仕上げても美味しいです。
オーストラリアは、オージービーフなど輸入食品のイメージがいいですし、それに相応しい品質です。コスト面を考えると、日本の食卓にお米の選択肢が増えるのはいいことだと思います。国産、外国産に関わらず、もっともっとお米を食べてほしいですから。あと、何より、初夏に新米を味わえるのはうれしいですね。
柳橋 八十男 柳寿司/店主
今回は、オーパスを食べました。食味のバランスがよく、癖の少ないのがいいですね。そのまま、おかずと一緒に食べるとおいしいと思いました。試していませんが、チャーハンでも、パエリアでも、ドリアでも、合いそうですね。
小粒でしっかりしているので、お寿司にも合いますね。甘みがあって、粘りが強すぎる米だと、ネタをのせた時に、米の味が邪魔してしまう。その辺の心配はないですし、酢との相性もいいです。酢の量のバランスや、炊き方、時間の経過による味の変化など、研究は必要ですけど。
ないですね。お店がアメリカにあってカリフォルニア米で寿司を握ったこともあります。カリフォルニア米より、握りやすいです。
白身などのあっさりしたネタより、脂の乗った味の濃いネタと合いますね。ズケとか、あと、バッテラにもよさそうです。